2020 International Challenge May 使用パーティ ドラパルトバンギラス+アシレーヌサマヨール
ポケモン | 特性 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
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ドラパルト | クリアボディ | ドラゴンアロー | ゴーストダイブ | アクロバット | まもる | じゃくてんほけん |
バンギラス | すなおこし | いわなだれ | イカサマ | ばかぢから | だいもんじ | きあいのタスキ |
サマヨール | おみとおし | ナイトヘッド | いたみわけ | てだすけ | トリックルーム | しんかのきせき |
アシレーヌ | げきりゅう | ねっとう | ムーンフォース | ふぶき | まもる | いのちのたま |
ミミッキュ | ばけのかわ | ゴーストダイブ | かげうち | ウッドハンマー | トリックルーム | たつじんのおび |
ナットレイ | てつのトゲ | ボディプレス | てっぺき | やどりぎのタネ | まもる | たべのこし |
アシレーヌサマヨールについて
4月頃様々なレンタルパーティを試していたところ次のパーティが使いやすいことに気が付きました。
アシレーヌサマヨールミミッキュナットレイの4体が強力でした。序盤にアシレーヌでダイマックスをして数的有利をとりナットレイで相手を詰ませるといったプランが明確で実行しやすかったです。
〈いのちのたま〉アシレーヌの「ダイフェアリー(ムーンフォース)」で326-96ダイマックスドラパルトが確定1発であることが魅力的です。さらに技範囲が水・氷・フェアリーと広いため、当時の環境に多く存在していたエルフーン、トゲキッス、ドラパルト、バンギラス、ドリュウズ、ウインディを簡単に処理できることに強さを感じました。
ダイマックスは半減きのみを所持しつつ、最大3回Z技を使用できる状態と考えています。第8世代は第7世代までと比較して「まもる」を覚えているポケモンが少ないこともアシレーヌの強さを引き立たせています。物理耐久と素早さに不安が残るアシレーヌですが、それらをダイマックスによってカバーできる点が強みです。
先発アシレーヌサマヨールの場合、相手がサマヨールの「トリックルーム」を防ぐためにダイマックスをしてくることが多いです。ダイマックスをしない場合はサマヨールの「トリックルーム」が成功しやすくなり、ダイマックスアシレーヌの攻撃で相手を1体倒しやすくなります。自分がダイマックスを消費し相手がダイマックスを消費していないかつ、数的有利をとれていないという状態になることがほとんどありません。したがって、アシレーヌを序盤にダイマックスさせることのデメリットは少ないです。
また、サマヨールの特性『おみとおし』によってプランを立てやすいことはインターネット大会においてプレイヤーの負担を減らすことに役立ちます。例えば先発でバンギラスとドリュウズが出てきた際に、バンギラスが〈じゃくてんほけん〉を持っていたらダイマックスをしてきそうだと予想できます。ドリュウズが〈きあいのタスキ〉を持っていたらドリュウズを削っておこうといった行動ができます。
アシレーヌサマヨールの先発ではサマヨールが倒されて「トリックルーム」ができない場合や水タイプのポケモンの処理が遅れることがあります。そこで「ウッドハンマー」と「トリックルーム」を覚えたミミッキュで相手のポケモンを処理やサポートを行うことができます。
攻撃技が「ボディプレス」のみのナットレイは得手不得手がはっきりしています。したがって、この型のナットレイが苦手とする炎技を持っているポケモンを優先して処理できれば、アシレーヌが倒されてもナットレイで詰ませる展開に持ち込めます。
バンギラスの採用
アシレーヌサマヨールミミッキュナットレイの4匹では対応しきれない相手は以下の通りです。
セキタンザンはコータスフシギバナといった晴れパーティに対して圧倒的な強さを誇りますが、バンギラスドリュウズやドラパルトを処理できない点が気になりました。INCではそれらに一定数当たると考え、セキタンザンの代わりになるポケモンを探しました。以下の記事を参考に〈きあいのタスキ〉持ちバンギラスを採用することにしました。
コータスフシギバナ、エルフーン+電気タイプ、アイアントに対してはドラパルトの「ダイジェット」とバンギラスの「いわなだれ」や「だいもんじ」で素早さを上げて攻撃していきます。たとえフシギバナが「ねむりごな」を選択してもドラパルトかバンギラスのどちらか一方が行動できればよいので、強気に攻めていきます。バンギラスドリュウズはサマヨールの『おみとおし』で持ち物を判別し、〈きあいのタスキ〉バンギラスの「ばかぢから」で攻めていきます。イエッサン(♀)絡みのトリックルームパーティにはタイプ一致の範囲技である「いわなだれ」でダメージを稼いでいきます。
アシレーヌサマヨールの選出では対応できない相手にはドラパルトバンギラスを選出することにより対応できます。
個別解説
ドラパルト
性格 : ようき
特性 : クリアボディ
持ち物 : じゃくてんほけん
努力値 : H236 A108 B28 D4 S132
実数値 : 193-154-99-x-96-196
技 : ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/アクロバット/まもる
調整
HB:A172〈いのちのたま〉ドラパルトの「ダイホロウ(ゴーストダイブ)」をダイマックス時15/16耐え
HD:A152〈いのちのたま〉ドラパルトの「ダイドラグーン(りゅうせいぐん)」をダイマックス時確定耐え
C150〈いのちのたま〉ラプラスの「キョダイセンリツ(ふぶき)」をダイマックス時確定耐え
S:S1段階上昇時『ようりょくそ』フシギバナ抜き
アシレーヌサマヨールでは厳しいコータス+フシギバナやエルフーン系に選出します。
シャンディさんの調整を使用しました。耐久型のためコータス+フシギバナやエルフーンとの撃ち合いに強く、〈じゃくてんほけん〉との相性とも良いです。ダイマックスドラパルトで相手を全て倒していくのではなく、ドラパルトの隣のポケモンをダイマックス技の追加効果でサポートしていきます。
バンギラス
性格 : むじゃき
特性 : すなおこし
持ち物 : きあいのタスキ
努力値 : A252 C4 S252
実数値 : 175-186-130-x-108-124
技 : いわなだれ/イカサマ/ばかぢから/だいもんじ
サマヨールアシレーヌでは厳しいコータス+フシギバナやエルフーン系、さらにバンギラス+ドリュウズにも選出します。相手のバンギラスを何もさせずに倒すために最速にしました。アイアントや『すなかき』ドリュウズの前でも動かせるように〈きあいのタスキ〉を持たせました。技構成はぷりずむさんの記事やアルカナさんの記事を参考にしました。
サマヨール
性格 : のんき
特性 : おみとおし
持ち物 : しんかのきせき
努力値 : H252 B132 D124
実数値 : 147-x-183-x-166-27
技 : ナイトヘッド/いたみわけ/てだすけ/トリックルーム
調整
HB:A172〈いのちのたま〉ドラパルトの「ダイホロウ(ゴーストダイブ)」を確定耐え
S:最遅
特性『おみとおし』による持ち物の判別、「トリックルーム」によるS操作、「てだすけ」による火力増強といったサポートするために採用しました。耐久を活かして定数ダメージを与える「ナイトヘッド」を使用する動きは7世代におけるカプ・レヒレを彷彿とさせます。
アシレーヌ
性格 : ひかえめ
特性 : げきりゅう
持ち物 : いのちのたま
努力値 : H236 C204 S68
実数値 : 185-x-94-189-136-89
技 : ねっとう/ムーンフォース/ふぶき/まもる
調整
C:「ダイアイス」で192-136トゲキッスを15/16で1発
リンヤさんの配分を使用しました。火力の高さと技の範囲の広さから環境に多く存在するポケモンをダイマックス技で迅速に処理できます。ダイマックス時に火力をできるだけ上げるため持ち物は〈いのちのたま〉にしました。最初は最遅個体を使用していましたが、「トリックルーム」をせずに上からガオガエンやローブシンを処理したいため素早さを少し上げました。
ミミッキュ
性格 : いじっぱり
特性 : ばけのかわ
持ち物 : たつじんのおび
努力値 : H108 A252 S148
実数値 : 144-156-100-x-125-135
技 : ゴーストダイブ/かげうち/ウッドハンマー/トリックルーム
調整
S:最速バタフリー抜き
サマヨールが倒された後の「トリックルーム」役です。「ウッドハンマー」でアシレーヌでは処理しにくい水タイプの相手もできます。ミミッキュの攻撃対象はドラパルトやサマヨール、ミロカロスやウォッシュロトムといったゴーストや水タイプであり、弱点をつける場合がほとんどなため〈たつじんのおび〉を持たせました。
ナットレイ
性格 : ずぶとい
特性 : てつのトゲ
持ち物 : たべのこし
努力値 : H252 B252 S4
実数値 : 181-x-201-x-136-41
技 : ボディプレス/てっぺき/やどりぎのタネ/まもる
シャンディさんの調整を使用しました。最遅にしないことでミラーの際に素早さで負けたことはほぼなく、先に「てっぺき」を使えるので有利になります。ダイマックスをしない裏エースです。攻撃技が「ボディプレス」のみであるため、選出時は慎重になる必要があります。ガオガエンやウインディといった物理の炎タイプがいても選出することはあります。しかし、特殊の炎技を持ったフェアリータイプ、例えばトゲキッス、ニンフィア、ブリムオンがいた場合は基本的に選出しません。
- ボディプレス:上げた防御をそのまま使える便利な技です。
- てっぺき:自身の物理耐久を上げるのみならず「ボディプレス」の火力を増加させる技です。
- やどりぎのタネ:回復手段としてだけではなく「ボディプレス」の効かないゴーストタイプに対しても使います。
- まもる:狙われやすく大切に扱うために採用しました。
戦績
TN:くるりん 24-13 最終1663 1391位
〇〇〇×〇〇〇〇〇〇|〇×〇〇×〇〇×〇〇|××〇〇〇×〇×〇×|××〇〇〇××
TN:マカロニ 31-8 最終1807 28位
〇〇〇〇〇〇〇〇×〇|××〇〇〇×〇〇〇〇|〇〇〇×〇×〇〇×〇|
2日目 23-7 1712
〇〇〇〇×〇〇〇(1792)〇(1807)
3日目 8-1
選出
主な選出が3パターンあります。
アシレーヌサマヨール
先発:アシレーヌサマヨール 後発:ミミッキュナットレイ
トリックルームが出来そうな相手に対する選出です。先発でアシレーヌをダイマックスさせ数的有利をとり、ナットレイで詰める展開を目指します。
ドラパルトバンギラス
先発:ドラパルトバンギラス 後発:ミミッキュアシレーヌ
エルフーンやコータスフシギバナ系統に対する選出です。ドラパルトの「ダイジェット」でバンギラスの素早さを上げて攻撃していきます。
バンギラスサマヨール
先発:バンギラスサマヨール 後発:ミミッキュアシレーヌ
バンギラス+ドリュウズやドラパルト+物理アタッカーに対する選出です。相手の先発バンギラスやダイマックスドラパルトを処理してから「トリックルーム」をし、後発ダイマックスアシレーヌで攻めていきます。
立ち回り
vsバンギラスドリュウズ
先発:バンギラスサマヨール 後発:ミミッキュアシレーヌ
バンギラスは「ばかぢから」をバンギラス方向に選択、サマヨールは「てだすけ」をします。バンギラスを処理してから「トリックルーム」をしていきます。
vsドラパルト+物理アタッカー
先発:バンギラスサマヨール 後発:ミミッキュアシレーヌ
バンギラスは「イカサマ」をドラパルト方向に選択、サマヨールは「てだすけ」をします。サマヨールが倒されてもミミッキュの「かげうち」でドラパルトを処理できます。
vsサマヨール+アシレーヌorミロカロス
先発:アシレーヌサマヨール 後発:ミミッキュナットレイ
アシレーヌはナットレイに交代、サマヨールは「ナイトヘッド」をサマヨールに選択します。こちらのアシレーヌやナットレイは最遅でないことを意識しながら立ち回ります。
vsコータスフシギバナ
先発:ドラパルトバンギラス 後発:ミミッキュアシレーヌ
ドラパルトは「ダイジェット」をフシギバナ方向、バンギラスは「いわなだれ」を選択します。バンギラスが〈きあいのタスキ〉を持っていることと相手視点から見るとドラパルトに打点が無いことから、フシギバナに「ねむりごな」をされてもどちらか一方の攻撃が通ります。
vsエルフーン+電気タイプ
先発:ドラパルトバンギラス 後発:ミミッキュアシレーヌ
エルフーンの隣にはストリンダーやウォッシュロトムがいることが多いです。
ドラパルトは「ダイジェット」、バンギラスは「いわなだれ」を選択します。耐久に大きく割いたドラパルトと〈きあいのタスキ〉バンギラスの行動が保証されている2体で素早さを上げて攻撃していきます。
vsドラパルトセキタンザン
先発:アシレーヌミミッキュ 後発:サマヨールナットレイ
相手の控えにトリトドンがいる場合もあるため、アシレーヌは「ダイストリーム」をセキタンザン方向、ミミッキュは「ウッドハンマー」をドラパルト方向に選択します。セキタンザンを処理した後はナットレイで詰める展開も頭にいれつつ立ち回ります。
vsイエッサン(♀)ブリムオン
先発:バンギラスアシレーヌ 後発:ミミッキュナットレイ
バンギラスは「いわなだれ」、アシレーヌは「ダイフェアリー」をブリムオン方向に選択します。フィールドをミストフィールドにして「キョダイテンバツ」の混乱を防ぎます。
vsアイアント
先発:ドラパルトバンギラス 後発:ミミッキュアシレーヌ
ドラパルトの「ダイジェット」でバンギラスの素早さを上げ、バンギラスの「だいもんじ」でアイアントを処理します。アイアントを処理するまでバンギラスを大切に扱います。
vsラプラスエルフーン
先発:ドラパルトミミッキュ 後発:アシレーヌバンギラス
ドラパルトは「ダイジェット」をエルフーンに、ミミッキュは「ウッドハンマー」をラプラス方向に選択します。ドラパルトがラプラスの「キョダイセンリツ」を耐えるため強気に動かせます。